他者の役に立つことが自分のためにもなる
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多くの哲学者や宗教は,自分の利益のための行動は,必然的に他者の利益を侵害する,言い換えると,「自己犠牲が道徳の源である」としているそうです。
しかし著者は,その考え方は間違っていると主張します。
人を助けることと自分のために行動すること,その2つは密接に絡み合っている。
つまり,他者の役に立てば立つほど,私たちの幸福感は大きくなっていく。
リフレクション
気軽に人のために何かしてあげられますか?
人の好意を受け取ることはできますか?
思いやりの瞑想をする
- 静かな場所を見つけ,瞑想を行う
- 誰かのために思いやりのある行動をし,感謝されたときのことを思い出す。
その人の反応と自分の感情をじっくりと味わう。 - 瞑想後,人とのかかわりの中でできることを考える。
おすすめの本
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本の名前は休息法ですが,瞑想(このブログでは瞑想≒マインドフルネスとしています。)についての本です。7つの瞑想の仕方を物語形式で紹介しています。
思いやりの瞑想(慈悲のマインドフルネス,メッタなどとも言われています。)については,Lecture4で紹介しています。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)などでも思いやりの瞑想を教えるプログラムが行われていて,
「愛情,慈しみ,やさしさ,共感,寛容,喜び,感謝などを育てるのに,シンプルな方法が役立つことがわかっている。」
そうです。静かな場所と時間さえあればできる瞑想。
習慣にしてみませんか?