幸せという「究極の通貨」を見つける
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自分にとって,人生に意義を与え,お金では買うことのできない満足感をもたらしてくれるモノ・コトを持っていますか?
著者は言います,
富でも名声でもなく,幸せこそが人生の価値を決める「究極の通貨」だ。
と。
今回のワークは,特に実験や論文はありませんが,ダニエル・カーネマンらの提唱した一日再構成法の別バージョンではないかと思います。(一日再構成法について詳しく知りたい方はA Survey Method for Characterizing Daily Life Experience: The Day Reconstruction Method.をご参照ください。おすすめの本でも紹介します。)
リフレクション
あなたにとって,富でも名声よりも価値のあることは何ですか?
行動表をつくる
- 1~2週間,毎日の行動を記録する。
- 1日の終わりに,何にどのくらいの時間を使ったか書き出して,一覧表にする。
- その行動を評価する。
その行動を増やしたいなら「+」,大幅に増やしたいなら「++」,減らしたいなら「-」,大幅に減らしたいなら「--」,また現状維持の場合は「=」を書き込む。
あなたの人生を幸せにしてくれるものは何だと思いますか?
ハピネス・ブースターを生活に取り入れる
- ハピネス・ブースター(幸福感増幅行動)を書き出す。
- 現在の活動の中に組み込み,習慣化する。
※ハピネス・ブースター(幸福感増幅行動)とは,短時間でできる現在にも将来にも有益な活動のこと。
おすすめの本
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第5章で,一日再構成法の実践の使用方法が説明されています。この一日再構成法の狙いは,「幸福というレンズを通して(時間の使用法に注意を向けて)見よう」というものです。
なので,正確に思い出せなくても構わない。テストではない,とこの本の著者は言っています。
また,第7章で,
経験に多くのお金を遣い,物にはあまり遣わないようにすれば,自身の決断や比較相手を見直すことができ,世間の流行など気にならなくなる。そしてその結果,幸せになっていることに気づくはずだ。
という言葉が印象的でした。