評価されたいから,理解されたいへ
|
あなたは,パートナーについてどんなことを思っていますか?また,どんな風に思われていますか?
最初のころにパートナーに感じた興奮や肉体的魅力は色あせていき,慣れ親しんだ存在になる,と著者は言います。
そして,「慣れ親しんだ関係」こそが,大きな恩恵をもたらしてくれるそうです。
著者は,セラピストのデイヴィット・シュナーチの
純粋な親密さを育てるためには,「評価されたい」と思うことから,「理解されたい」と思うことへ焦点を移す必要がある。
という言葉を引用し,お互いをよくわかりあうことに関心をおけば,一緒にいることがとても意義深く,楽しいものになると言っています。
リフレクション
あなたとパートナーがもっとお互いを理解し,理解される関係になるにはどうしたらよいでしょうか?
共通体験を振り返る
- 過去や現在の,意義と楽しみの両方が揃った共通体験を書き出す。
- 次に,二人の関係をより幸せなものとするためにどんなことができるか話し合う。
おすすめの本
|
相手の話を正しく聞いていますか?
残念ながら,私はあまり聞けていません。自分の解釈を入れたり,過去の体験に照らし合わせて聞いてしまうことが多々あります。
今回紹介の本は,マンガ半分,解説(文章)半分と交互に学ぶことができます。
特に読んでほしいのは,Part1の『傾聴で大切な「共感」と「受容」』です。自分の価値感や判断を入れてレッテル(ラベル)を貼ったり,自分でも気づかずに評価をしてしまうのを防いでくれたり,相手の立場に立って考えることがより一層できるようになると思います。
同じ「キク」という読み方でも違いがあるって,面白いですね。